仮想通貨長者番付を発表!世界長者番付・日本長者番付との比較

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世界中のお金持ちが気になる…

アメリカの経済雑誌「フォーブス(Forbes)」と言えば、長者番付を思い浮かべる人は多いですね。自分には関係ないこととわかっていても、世界中のお金持ちと資産額を見て「いいなぁ……。」と妄想にふけるのはわたしだけじゃないはずです。

では、誰が1位なのか……はほとんどの人が予想できますね。「ビル・ゲイツ※」です。ビル・ゲイツは2014年から首位を守っており(過去18度の首位)、2017年の推定資産は860億ドル(約9兆7000億円)となっています。

※上記は2017年のもので2018年の首位はジェフ・ベゾス

さて、フォーブスは2018年2月に新たな長者番付の試みを発表しました。それは「仮想通貨長者番付(暗号通貨長者番付)」です。

もちろん仮想通貨はまだ世の中に認知され始めたばかりのものですが、2017年は年末にかけて仮想通貨バブルが起きたため多くの資産家が誕生しましたし、その資産額も期待できます。

そこで今回は、フォーブスが2017年・2018年に発表した世界長者番付・日本長者番付の比較と2018年の仮想通貨長者番付の比較をしてみたいと思います。

2017年の世界長者番付、日本長者番付

フォーブスが選ぶ2017年の世界長者番付、日本長者番付のトップ10は以下の通りです。()内は「1ドル=110円」でおおよその計算をしています。

また、この長者番付は一族ではなく個人資産を番付しているため、チャールズ・コック、デービッド・コック兄弟のように分かれています。何年か前まではウォルマートのウォルトン一族も家族それぞれがランクインしていました。

2017年フォーブス世界長者番付

  • 01位|ビル・ゲイツ/860億ドル(9兆4600億円)アメリカ/マイクロソフト
  • 02位|ウォーレン・バフェット/756億ドル(8兆3160億円)アメリカ/バークシャー・ハサウェイ
  • 03位|ジェフ・ベゾス/728億ドル(8兆80億円)アメリカ/アマゾン・ドットコム
  • 04位|アマンシオ・オルテガ/713億ドル(7兆8430億円)スペイン/ザラ
  • 05位|マーク・ザッカーバーグ/560億ドル(6兆1600億円)アメリカ/フェイスブック
  • 06位|カルロス・スリム・ヘル/545億ドル(5兆9950億円)メキシコ/通信事業
  • 07位|ラリー・エリソン/522億ドル(5兆7420億円)アメリカ/ソフトウエア事業
  • 08位|チャールズ・コック/483億ドル(5兆3130億円)アメリカ/複合事業
  • 08位|デービッド・コック/483億ドル(5兆3130億円)アメリカ/複合事業
  • 10位|マイケル・ブルームバーグ/475億ドル(5兆2250億円)アメリカ/ブルームバーグ

2017年フォーブス日本長者番付

  • 34位|孫正義/212億ドル(2兆3320億円)ソフトバンク
  • 60位|柳井正/159億ドル(1兆7490億円)ファーストリテイリング
  • 102位|滝崎武光/123億ドル(1兆3530億円)キーエンス
  • 250位|三木谷浩史/58億ドル(6380億円)楽天
  • 385位|森章/44億ドル(4840億円)森トラスト
  • 414位|高原慶一朗/42億ドル(4620億円)ユニ・チャーム
  • 522位|伊藤雅俊/36億ドル(3960億円)セブン&アイ・ホールディングス
  • 522位|三木正浩/36億ドル(3960億円)ABCマート
  • 522位|永守重信/36億ドル(3960億円)日本電産
  • 564位|韓昌祐/34億ドル(3740億円)マルハン

参考|世界長者番付2017、ビリオネア数は史上最多に | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

世界長者番付を見た後に日本長者番付を見ると、資産3000億円がしょぼく見えてしまう不思議……。

2018年の世界長者番付、日本長者番付

※2018年の世界長者番付は2018年3月7日に追記しました

フォーブスが選ぶ2018年の世界長者番付、日本長者番付のトップ10は以下の通りです。()内は「1ドル=106円」でおおよその計算をしています。

2018年の長者番付における最大のニュースは、いつかは来ると思われていたジェフ・ベゾスの1位です。意外なところでは、モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・グループのベルナール・アルノーのジャンプアップですね。

2018年フォーブス世界長者番付

  • 01位|ジェフ・ベゾス/1120億ドル(11兆9000億円)アメリカ/アマゾン・ドットコム
  • 02位|ビル・ゲイツ/900億ドル(9兆6000億円)アメリカ/マイクロソフト
  • 03位|ウォーレン・バフェット/840億ドル(8兆9000億円)アメリカ/バークシャー・ハサウェイ
  • 04位|ベルナール・アルノー/720億ドル(7兆6000億円)フランス/LVMH
  • 05位|マーク・ザッカーバーグ/710億ドル(7兆5000億円)アメリカ/フェイスブック
  • 06位|アマンシオ・オルテガ/700億ドル(7兆4000億円)スペイン/ザラ
  • 07位|カルロス・スリム・ヘル/671億ドル(7兆1000億円)メキシコ/通信事業
  • 08位|チャールズ・コック/600億ドル(6兆4000億円)アメリカ/複合事業
  • 09位|デービッド・コック/600億ドル(6兆4000億円)アメリカ/複合事業
  • 10位|ラリー・エリソン/522億ドル(5兆5000億円)アメリカ/ソフトウエア事業
  • 2018年フォーブス日本長者番付

    • 39位|孫正義/227億ドル(2兆4000億円)ソフトバンク
    • 55位|柳井正/195億ドル(2兆1000億円)ファーストリテイリング
    • 68位|滝崎武光/175億ドル(1兆8000億円)キーエンス
    • 274位|森章/63億ドル(6700億円)森トラスト
    • 321位|永守重信/56億ドル(5900億円)日本電産
    • 250位|三木谷浩史/55億ドル(5800億円)楽天
    • 414位|高原慶一朗/50億ドル(5300億円)ユニ・チャーム
    • 522位|似鳥昭雄/44億ドル(4700億円)ニトリ
    • 564位|重田康光/41億ドル(4300億円)光通信
    • 522位|伊藤雅俊/39億ドル(4100億円)セブン&アイ・ホールディングス

    参考|ジェフ・ベゾスが初の首位に フォーブス世界長者番付2018 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

    日本の長者番付にはとくに驚きはありません。光通信の重田氏が久しぶりにランクインしたなぁと思うくらいでしょうか。

    2017年と2018年の長者番付を比較すると相対的に保有資産が上がっています。世界経済が2016年の低迷期を脱し、2017年で上り坂に入ったことが要因と考えられます。このまま2018年も上がり続けて全体景気の底上げになれば良いのですが。

    2018年の仮想通貨長者番付(暗号通貨長者番付)

    続いて2018年に発表された仮想通貨長者番付を見てみましょう。このランキングはすべて保有する仮想通貨額ですが、仮想通貨による資産額は通常の資産よりも推定が難しいため、ある程度の範囲で予想されています。

    2018年フォーブス仮想通貨長者番付

    • 01位|クリス・ラーセン/75-80億ドル(8250-8800億円)リップル共同創業者
    • 02位|ジョセフ・ルービン/10-50億ドル(1100-5500億円)イーサリアム共同創業者
    • 03位|ジャオ・チャンポン/11-20億ドル(1210-2200億円)バイナンスCEO
    • 04位|ウィンクルボス兄弟/各9-11億ドル(990-1210億円)Winklevoss Capital共同創業者
    • 05位|マシュー・メロン/9-10億ドル(990-1100億円)個人投資家
    • 06位|ブライアン・アームストロング/9-10億ドル(990-1100億円)コインベースCEO
    • 07位|マシュー・ロスザック/9-10億ドル(990-1100億円)Bloq共同創業者
    • 08位|アンソニー・ディ・イオリオ/7.5-10億ドル(825-1100億円)イーサリアム共同創業者
    • 09位|ブロック・ピアス/7-10億ドル(770-1100億円)Bitcoin Foundation会長
    • 10位|マイケル・ノボグラッツ/7-10億ドル(770-1100億円)ギャラクシーデジタルCEO

    参考|世界の「仮想通貨長者」首位はリップル創業者、資産8200億円  | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)
    参考|Top Ten Richest Folk in Cryptocurrency | NewsBTC

    01位|クリス・ラーセン/75-80億ドル(8250-8800億円)リップル共同創業者

    クリス・ラーセン(Chris Larsen)は、現在の仮想通貨業界で最も有名人と言って良いですね。ラーセンはリップルの共同創業者であり、現在リップルの会長をしています。ラーセンが所有するリップルは52億XRPあり、日本円で換算しても軽く5000億円以上の資産になります。

    世界長者番付では150位以内に入ることはできませんが、リップルが今後もインフラとして金融機関との連携を強化していけば長者番付10位以内に入ることも夢ではないかもしれません。

    02位|ジョセフ・ルービン/10-50億ドル(1100-5500億円)イーサリアム共同創業者

    ジョセフ・ルービン(Joseph Lubin)はイーサリアム共同創業者であり、元ゴールドマン・サックスのエグゼクティブでもあります。現在はブロックチェーン企業のConsenSys(コンセンシス)でさまざまな企業の仮想通貨コンサルティングを行なっています。

    ルービンが持つイーサリアム資産は日本円で5000億円ほどで、今後ビットコインの地位を脅かすアルトコインの筆頭と考えられています。

    03位|ジャオ・チャンポン/11-20億ドル(1210-2200億円)バイナンスCEO

    ジャオ・チャンポン(Changpeng Zhao)と聞くとわからない人でも、仮想通貨取引所のバイナンスの創業者と言われればピンとくる人はいるでしょう。現在バイナンスのユーザーは600万人ほどで、世界最大の仮想通貨取引所です。

    世界長者番付では1000位といったところですが、ジャオはまだ41歳と若いこと、そして中国生まれのアジア人種であることも話題の1つになっています。

    04位|ウィンクルボス兄弟/各9-11億ドル(990-1210億円)Winklevoss Capital共同創業者

    ウィンクルボス兄弟(Cameron and Tyler Winklevoss/双子のキャメロン・ウィンクルボスとタイラー・ウィンクルボス)はFacebookの創立に関わったことで有名ですが、その後自分たちのベンチャーキャピタル「Winklevoss Capital」を通してビットコインに投資しています。

    世界長者番付では1500位以下です。2015年には仮想通貨取引所ジェミニを設立し、現在はビットコインETFを作ろうと動いています。こちらもまだ36歳でかなり若いですね。

    05位|マシュー・メロン/9-10億ドル(990-1100億円)個人投資家

    マシュー・メロン(Matthew Mellon)はリップルの創業時からXRPを購入し、投資家としてリップル社の顧問アドバイザーを務める傍ら、2016年までに6億XRPを保有しています。世界長者番付では1800-1900位ほどです。

    06位|ブライアン・アームストロング/9-10億ドル(990-1100億円)コインベースCEO

    ブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)は、35歳という若さで全米最大の仮想通貨取引所コインベースのCEOを務めています。世界長者番付では1800-1900位ほどです。

    07位|マシュー・ロスザック/9-10億ドル(990-1100億円)Bloq共同創業者

    マシュー・ロスザック(Matthew Roszak)は、ブロックチェーン技術の開発提供を行う「Bloq」の共同創業者です。世界長者番付では同じく1800-1900位ほどです。

    08位|アンソニー・ディ・イオリオ/7.5-10億ドル(825-1100億円)イーサリアム共同創業者

    アンソニー・ディ・イオリオ(Anthony Di Iorio)は、ジョセフ・ルービンとともにイーサリアム共同創業しています。世界長者番付では同じく1800-1900位ほどです。

    09位|ブロック・ピアス/7-10億ドル(770-1100億円)Bitcoin Foundation会長

    ブロック・ピアス(Brock Pierce)は、ビットコイン財団(Bitcoin Foundation)の会長を務めています。ピアスは元々エンジェル投資家として活動しており、ビットコイン財団も非営利団体として将来の仮想通貨普及を目的としています。世界長者番付では同じく1800-1900位ほどです。

    10位|マイケル・ノボグラッツ/7-10億ドル(770-1100億円)ギャラクシーデジタルCEO

    マイケル・ノボグラッツ(Mike Novogratz)は、フォートレス・インベストメント・グループのヘッジファンドマネージャーを経て、マーチャントバンク(証券発行・引受などで資金調達を仲介する金融機関)の「ギャラクシーデジタル」CEOを務めています。世界長者番付では同じく1800-1900位ほどです。

    世界の長者と仮想通貨長者を比較して

    フォーブスの仮想通貨長者番付で発表されているドルベースの資産額は2018年1月19日時点で推定されているため、現在(2018年2月15日時点)は大きな変動(主に下落)があったはずです。

    仮想通貨長者のランキングを見て「思ったよりも低いなぁ。」と思った人もいるかもしれませんが、わたし個人の印象は全く逆でした。

    なぜなら仮想通貨はまだ始まったばかりです。それどころか、将来的にどのような立ち位置を築けるかも未知数です。そんな中、世界のお金持ちトップ150に入るところまで成長しているとは……。

    仮想通貨長者が持つ仮想通貨はビットコイン、イーサリアム、リップルなどさまざまですが、少なくともすべての仮想通貨が将来的に等しく発展し、重要な位置を占めるということはないと思います。

    そのため、このランキングが大きく変動することは間違いありません。2019年の仮想通貨長者番付が大きく成長しているのか、もしくは縮小しているのか今から楽しみですね。

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