ソロマイニング、マイニングプール、クラウドマイニングの違い

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マイニングには種類がある

何となく仮想通貨の概要や存在価値が理解でき、ある程度仮想通貨取引を行うとマイニングにも興味をもつようになりますね。

仮想通貨はブロックごとに記録台帳を作り、それを暗号(チェーン)でつなぐブロックチェーンで処理をしています。マイニングとは1つのブロックを承認するための暗号計算のことで、暗号計算に協力をした人(マイナー)にはBTC報酬が与えられます。

基本的なマイニングの概要については以下を参考にしてください。

参考|ビットコインマイニングとは?今から始めていくら儲かる? | FIN-ROUND

さて、もしわたしたちがマイナーとしてマイニングに参加するためには、どのようにマイニングを行うか種類を選ばなければいけません。

マイニングは、大きくわけると「ソロマイニング」と「マイニングプール」に分かれます。また、マイナーにはならずにマイニングに参加する「クラウドマイニング」という方法もあります。

今回は、マニング初心者が理解すべきソロマイニングとマイニングプール、クラウドマイニングの違いについてお話します。

マイニングに必要なハッシュレートとは

ハッシュレートとは、パソコンで行う演算(ハッシュ計算)の速さ表す測定単位です。つまり、マイニングできる採掘速度を表しています。

ハッシュレートには「hash/s、H/s」という単位が使われ、採掘速度が速ければ「KH/s(キロハッシュ)」「MH/s(メガハッシュ)」「GH/s(ギガハッシュ)」「TH/s(テラハッシュ)」などの単位も使われます。

ちなみに、ハッシュレートが2TH/sの場合、1秒あたり2兆回ハッシュ計算を行えることを表します。

以前も話しましたが、MacBook Pro(3.1 GHz Intel Core i7 / Intel Iris Graphics 6100 1536 MB)をマイニングのみに稼働させると「30H/s」という採掘速度が出ます。

対して、高価なグラフィックボード(GPU)でマイニングマシンを自作したりマイニング専用マシンを使うと、採掘速度は「GH/s」や「TH/s」になります。

以下の通り、あまりにもマイニングの効率が違うため、パソコンのスペックを上げる設備にはある程度の投資準備が必要だということがわかります。

イマイチ伝わりづらいと思うので桁を揃えてみると違いがわかります。これはチーターと亀が徒競走をするようなものですね……。

マシン 採掘速度 H/s
Antminer S9 13,5000,0000,0000,0000
MacBook Pro 30

引用|ビットコインマイニングとは?今から始めていくら儲かる? | FIN-ROUND

ソロマイニングとは

ソロマイニングとは、名前の通り個人がパソコンでマイニングを行う方法です。たった1人で採掘に必要な道具を揃え、金鉱山に行って金の採掘を行うイメージですね。

ソロマイニングは1人でマイニングを行うため、暗号計算を早く行うことができれば報酬を1人ですべて獲得できます。

ただし、個人で準備できるマイニング設備は大規模な企業の設備に比べるとたかが知れています。

そのため、仮に計算上利益が出るスペックのパソコンを揃えても、運が悪ければ何十日も理論上の報酬を獲得できないこともあり、精神衛生的に良いマイニング環境とは言えません。

ソロマイニングはあくまでも趣味でパソコンを自作したり、マイナーなアルトコインをマイニングするための方法だと認識した方が良いでしょう。

マイニングプールとは

マイニングプールとは、マイナー同士でチームを組んで協力してマイニングを行う方法です。ここでのプールとは共同体や共同設備という意味になります。ある採掘チームに帯同して金鉱山に行き、役割を決めて金の採掘を行うイメージです。

マイニングプールはチームでマイニングを行うため、チームの誰かが暗号計算を早く解くことができれば獲得した報酬の分け前をもらえます。

ただし、使用するパソコンのハッシュレートなどによってマイニングの貢献度が変わり、貢献度に応じて報酬の分配が決まるため、思ったよりも報酬がもらえない場合もあります。

マイニングプールは世界中にたくさんありますが、効率的にマイニングを行いたい場合はある程度規模が大きいマイニングプールに所属したほうが良いでしょう。

以下はビットコインの主要なマイニングプールです。人数(台数)ではなく、ハッシュレートによってマイニングプールの大きさが変わります。

出典|ビットコインハッシュレート分布 – Blockchain.info

クラウドマイニングとは

マイニングプールの中には自分がマイナーとしてプールに参加するのではなく、出資者として参加できるものも複数あり、出資額によって配当金(マイニング報酬)を得ることができる仕組みもあります。

このようにマイニングプールに対して出資する仕組みを「クラウドマイニング」と言います。

本気でマイニングを行うためには1日中パソコンを動かし続ける必要があり、そのような環境を持てない人もいます。そのため、クラウドマイニングは今後の整備次第で比較的安定した投資商品になる可能性を秘めています。

ただし、マイニングプールは実態が明らかではありません。新興マイニングプールの中には、出資を募って消えてしまう詐欺も横行しています。

そのため、クラウドマイニングを行いたい場合は、ある程度長く運営していてそれなりのハッシュレートを持っているプールに絞った方が良いでしょう。

マイニングは自分の環境に合わせて

マイニングを行うメリットは、自分は何もせずにパソコンに働いてもらってさまざまな仮想通貨を獲得できることです。そのため、仮想通貨に興味を持った人は一度は「マイニングしたら儲かるかな……。」と考えるものです。

ところが、実際にマイニングを始めようとするといくつもハードルがあり断念するケースがほとんどです。

とくにビットコインなどのメジャーな仮想通貨ではマイニングするほど電気代の方が高くなるため、通常設備のパソコンでは”儲け”がでません。

また、設備を整えようとしても高価なグラフィックボードは何十万円もするため、初心者が気軽に始められるものではありません。

そのため、どうしても採掘効率が良いメジャーではないアルトコインのマイニングをすることになりますが、アルトコインはビットコイン以上に今後どうなるかがわかりません。

パソコンにあまり詳しくない人は自分の見識を深めるため、または興味本位で1度マイニングに取り組んで、面白さを感じるようであれば継続してみれば良いと思います。

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