ビットコインFXとは?各取引所のレバレッジ倍率と取引リスク

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外国為替取引などを経験された方にはおなじみの「FX」ですが、実は仮想通貨、主にビットコインにもあるのはご存知ですか?

「仮想通貨FX」や「ビットコインFX」などと呼ばれます。

今回は、このビットコインFXについて紹介させていただきます。

ビットコインFXとは?

そもそもFXとは?

ビットコインFXの前に、「そもそもFXってなに?」という方に説明しますと、FXとは「Foreign Exchange」の略で、日本語では「外国為替証拠金取引」と言います。

例えば、「ドル」と「円」という通貨で見てみますと、1ドルが100円の時もあれば、110円の時もあります。

これは、ドルが欲しいという人が多く、日本円を手放したい人が多ければ、需要の多いドルの価値が高くなります。このようにして、通貨の相場は常に変動しています。

FXはこの相場の変動を利用して、通貨を安く仕入れ高く売ることで、差額分を利益(差益)として儲ける、という仕組みです。

特徴として、FXでは証拠金というお金を預けて、その証拠金よりも大きい金額で為替の売買を行うことができます。

大きくできる倍率をレバレッジといい、レバレッジ○倍などと表記されます。

ビットコインFXとは、この本来のFXの取引手法(差益、証拠金、レバレッジ)を用いた仮想通貨の取引方法です。

取引所によって、bitFlyerは「bitFlyer FX」、GMOコインの場合は「仮想通貨FX」と、呼び方が異なりますが、ここではそれらをまとめて、仮想通貨の証拠金取引のことをビットコインFXと呼ぶことにします。

国内主要取引所のFXレバレッジ設定

取引所 サービス名称 レバレッジ
bitFlyer Lightning FX 最大15倍
GMOコイン 仮想通貨FX 最大5倍
ビットポイント ビットポイントFX[BITPoint-FX-Live] 最大25倍

国内主要取引所のFX以外のレバレッジ設定(参考)

参考までに、信用取引・先物取引ですが、ビットコインFX以外のレバレッジも掲載します。

取引所 サービス名称 レバレッジ
bitFlyer Lightning Futures(先物取引) 最大15倍
CoinCheck(現在取引停止中) レバレッジ取引 最大5倍
Zaif 信用取引 最大7.77倍
Zaif AirFX(先物取引) 最大25倍

最大25倍、、。

なぜFXはレバレッジ取引が可能なのか?

先述のとおり、証拠金を預けて、大きいレバレッジ倍率で取引することをFXというのですが、そもそもなぜそういったことが可能なのかというと、FXは「現物で取引をするわけではなく、最終的な差分のみ決済する」という方法を取っているからです。

通常の取引でビットコインを購入する場合、その購入した分の金額を当たり前ですが支払います。

これを現物取引といい、支払った分の現物が手元に残ります。

しかしビットコインFXの場合は、買ったり売ったりでその都度お金を動かすのではなく、「買う」と「売る」の行動が確定された時点でその時の差額で決済を行います。

これを「差金決済」と言います。

空売りとは

FX方式では現物取引ではなく、差金決済取引のため、取引に現物を必要としません。

これによって何が可能になるかというと、持っていないものを売る、「空売り(からうり)」が可能になります。

もちろん、売っただけでは確定にならず、その後に「買う」というアクションがセットで決済が行われるわけですが、現物取引の場合はまず「買う」から始めないといけないわけですが、FXの場合は「売る」から始めることができます。

そのため、最高値を記録した時に「売って」、価格が下落してから「買う」と、その差額が利益として加算されます。

さらにレバレッジ倍率によって証拠金の数倍、あるいは十数倍の範囲で取引が可能ですので、投機目的の人には効率よく動かすことができるありがたい方式と言えます。

レバレッジ取引のリスク

まるでいいこと尽くめのビットコインFXですが、当然ながらリスクもあります。

レバレッジ倍率によってブーストされるということは、利益も大きくなる一方、損益も同じだけブーストされます。

外貨のFXの場合、日本円にしろ米ドルにしろ、単価あたりの落差はよっぽどのことがなければ、いっても数十円前後です。

ですが、昨今の仮想通貨は乱高下の幅が凄まじく、特にビットコインの場合、一晩で数十万円の変化もありえない話ではありません。

つまり、外貨FXに比べてビットコインFXでは証拠金の増え方も消え方も半端ないということです。

現在でもビットコインは一瞬で数千円〜数万円程度値動きすることはザラだったりしますよね。

ですので、例えばbitFlyerで最大レバレッジの15倍などの場合、4万円下がっただけで60万円の損失が出たりします。

強制ロスカットの恐怖

FXでは自己資金である証拠金を、レバレッジ倍率でブーストした資本金を運用できるのが特徴なわけですが、先にもお話ししたとおり、利益も損益も等しくブーストされます。

そのため、含み損(まだ売買が確定していない状態での損失)が証拠金を上回ると、その時点で自分の意志とは関係なく強制的に決済されてしまうことを「強制ロスカット」といいます。

「売り(空売り)」から始めて、その後も値が上がり続けたり、「買い」から始めて、値下がりし続けたりすることでも起こりますので、乱高下の幅が大きいビットコインなどではいとも簡単に証拠金が消し飛ぶ事態に陥りやすいと言えます。

証拠金の範囲内で起こる場合は、まだマシなのですが、一気に十数万円の値動きがあった場合、レバレッジ倍率によっては証拠金を遥かに超える損失が一瞬で発生し、借金状態になる場合があります。

現物取引の場合は単に持っているコインの価値が上がったり下がったりで済みますが、レバレッジ取引の場合そうは行きませんので注意が必要です。

送金が一切できない

これはリスクというか、言わば当然のことですが、現物での取引ではありませんので、買ったとしてもそのコインをどこかに送金したりはできません。

例えば、海外の取引所にビットコインを送金して日本では売っていないコインを買いたいとします。

この場合、普通はビットコインを購入して、海外の取引所へ買ったビットコインを送金し、買いたいコインをビットコインと交換する形で購入します。

ですが、FXの場合は買っても現物は手元にありませんので、送金することができません。

FXはあくまで売買での利益を生むように運用するための取引方法であるということですね。

ビットコインFXでの運用はほどほどに

為替取引よりも値動きが激しい仮想通貨。

そのため、利益を生む場合も大きいですが、損をする速さも加速度的であるということを念頭に置かなければなりません。特に最大25倍ともなると、もの凄い勢いで値が動きます。

2017年の初頭に2013年以来史上最高額の15万円を超えたビットコインですが、2017年12月には200万円を超えるという高騰ぶり。

そして2018年1月現在は120万円前後まで下落。

2018年はさらに仮想通貨全体が飛躍する年だと目されていますが、いささか過熱気味の仮想通貨相場に対してビットコインFXで資産運用を行う場合、当然現物取引以上にチャートを読む力が必要になりますので、あまり軽い気持ちで手を出すと危険であるということはくれぐれも肝に銘じてください。

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